ロータス車の特徴とは

ロータスは、イギリスでスタートしたスポーツ車メーカーです。会社自体はグループ・ロータスといって、その傘下の乗用車製造販売部門がロータス・カーズ、自動車技術のコンサルティング部門がロータス・エンジニアリングとなっています。1952年に設立され、1996年にはマレーシアのプロトンの子会社になり、2017年には吉利汽車（ジーリー）が同社の株式を51％取得しました。

ロータスは、もともと創業者が自分で乗るためのレーシングカーを作っていたのが始まりです。創業者のコーリン・チャップマンは、市販のオースチン7をレーシングカーに改造し、レースに参加します。次に、本格的にレースに参戦すべく、フォードのエンジンを搭載した車の開発に取りかかり、完成したのがロータスの名を冠した「マーク2」だったのです。

マーク2は多くのレースで優勝をかっさらいます。まったく無名の若者が作った車が多くのレーシングカーに勝ったことで俄然注目を集め、チャップマンは本格的に自動車開発に乗り出したのでした。

その後、ロータスはカーレースの世界では名門中の名門へと成長していきます。一時はF1でもチャンピオンに輝きました。今ではレーシングカーで培った技術を生かし、ロードカーの分野でも高い性能を持つ車として世界的に評価されています。